タスケテー |
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| 僕の通っている学校には、ピアノがたくさんおいてある棟があります。
教育学部のピアノ練習のために作られたもののようで、それぞれの個室で自由にピアノを弾くことができます。
僕も生のピアノを弾くために時々利用しています。 今日も、というかついさっきまた利用してきました。
お気に入りの左から四番目の部屋。 番号は縁起悪いですけど、音はなかなか良いです。
しばらく楽しんだ後、部屋を出ました。 いえ、出ようとしました。
ガチャ、ガチャガチャ。 !?(==;
開 か な い。(汗)
ドアノブを回すも応答なし。 室内についている鍵を確認。当然かけた覚えもありませんし、やはり回ってもいません。
ドンッ! ノブを回しつつ体当たり。 しかし、それなりの防音性能を持っているらしい鉄の扉はびくともしません。 扉の真ん中の部分だけ分厚いガラスみたいにはなっていますが、まさがブチ破るわけにもいかず。
少し本格的に焦ってきました。 しかし、同時にこの状況を おいしい と思ってしまっている僕はもう人間として何かが終わっているような気がします。 タスケテー、誰かタスケテー;
コツ、コツ、コツ。 そのとき、女性物のヒールの音がかすかに響いてきました。
近づいてくる!!
扉の真ん中のガラスに影が落ちた瞬間、僕は必死にガラスをコツコツと叩きました。
足音の主の女性は、びっくりした顔でこちらを向きました。 なんか、なんというのか。素晴らしく美しい女性でした。
おお女神よ・・・、と思いましたが、それが
_, ._ ,==)壁||(゚ Д゚;)
こんな怪訝な顔で見てるわけですよw いやぁ、立場が逆だったらちょっとしたロマンスだったかもしれませんけどね。( ̄▽ ̄)ハッハ
姫に救われるナイトなんて聞いたこともねーや。。
かくして救われた僕は丁重にお礼を言って、逃げるようにその場をさりました。 恥ずかしいったらなかったですね。
穴があったら爆砕したい。
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10月10日(水)15:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然事。 | 管理
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