バーコード工房 |
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| 今日、行きつけのスーパーにあるトイレで手を洗っていると、大の方から年の頃60ばかりなるおじさんがでてきました。
大分苦労していそうないでたちで、大分髪の毛が薄くなって頭皮の部分がのぞいています。 おじさんは鏡の前で一瞬立ち止まった後、さっと手を洗いすぐに出て行きました。
手を洗い終えてジェットタオルでぶおーっと手を乾かしていると、さっきのおじさんがまたトイレに入ってきました。
怪訝に思って横目で見ていると、ズボンの後ろポケットから一本の櫛(くし)を取り出し、首を45度傾けて左から右にと丹念に髪の毛を撫で付けていきました。
そしてしばしそれを繰り返した後、おじさんの頭にのぞいていた頭皮は黒と肌色の縞模様に変わっていました。
ゲ、ゲゲーッ! バーコードはこうやって作るものだったのかーッ!Σ(゚□゚;
私はとある歴史的瞬間の証人になったようなおごそか気持ちになっていました。 必死で過去の栄光にすがりつこうとする男の姿がここにあったのです。 若い人は「バーコードにするくらいだったらスキンヘッドにするぜ。」などと言いますが、この苦しみは抜け始めた人にしかわからないのでしょう。
それでも・・・それでも私は思うのです。 やっぱ面白いわ(笑)
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10月14日(金)16:35 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然事。 | 管理
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